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2021新作 18Kローズゴールド製の自社製針を採用した2つの新モデル。モリッツ・グロスマン「ハマティック・ヴィンテージ」「ベヌー・トゥールビヨン」


モリッツ・グロスマンが、ブランド初となる自社製18Kローズゴールド針を採用した、「ハマティック・ヴィンテージ」と「ベヌー・トゥールビヨン」の2モデルを発表しました。両モデル共に見事なゴールド針が際立つブラックダイヤルを合わせており、ローズゴールド製ケースが芸術的な美しい仕上げを一層引き立てます。

 グラスヒュッテで製作される完璧な精度と美学を併せ持ったタイムピースは、多くの人を魅了し続けています。モリッツ・グロスマンの時計製作への情熱は、最高の技術で仕上げられる自社製の針に最も表れています。モリッツ・グロスマンは時刻を示すために最も大切なパーツである針へ新たな命を吹き込んでいるマニュファクチュールです。精緻な仕上げを施した18Kゴ ールド製の針の価値は長く続きます。グロスマンの熟練した職人は丸一日をかけて時・分・秒針の3本と、そして同じように時間をかけて「針の目」と呼ばれる針を留めるブッシュを手仕上げします。

 モリッツ・グロスマンの針製作は、ゴールドの地板からパーツを切り抜くことに始まり、その後ダイヤモンドヤスリを用いて丁寧な研磨を施していきます。オリス時計修理丸みを帯びた針のフォルムを形作り表面を滑らかに仕上げるには、非常に高いレベルのスキルに加え、並外れた忍耐力、そして何年にも及ぶ経験が求められます。モリッツ・グロスマンの針職人は、特徴的で繊細な針のうち特に仕上げの難しい先端部分においても、常に完璧な出来栄えを追求し続けています。



ランセット型のローズゴールド針を採用したハマティック・ヴィンテージ
 表面を磨き上げた“Black-or”ダイヤルにスレンダーな18Kゴールド製の針を合わせたハマティック・ヴィンテージは、世界限定8本のリミテッドモデルです。針先の繊細な仕上げが、時刻の視認性を高めます。“Black-or”ダイヤルは手作業で精巧に仕上げられています。濃いグレーであるアンスラサイト色のラッカーをジャーマンシルバー製のダイヤルに何度も塗り重ね、艶のある鏡面仕上げへと丁寧に磨き上げていきます。“Black-or”の輝きを保つため、ダイヤル表面には透明のラッカーが塗られています。


新たに独自設計された振り子式自動巻き機構
 モリッツ・グロスマンのハマティックはブランドの哲学を表しています。一般的なローター式ではなく、中央部が大きく開いたハンマーフレームを用いた振り子式自動巻き上げ機構が採用されています。先端にゴールド製の重りを組み込んだハンマーフレームは、時計を着けた腕の動きに合わせて左右に揺れ動き、その動力が2つのラチェットホイールを通じてゼンマイへと伝わります。

 19世紀の機構にインスパイアされたこのメカニズムにより、ムーブメントのサイズを最大限に活かしたトルクを得るとともに、非常に高い巻き上げ効率を達成しています。ムーブメントを覆い隠すことのないハンマーフレームの開口部から、その美しい仕上げを細部まで堪能することができます。キャリバー106.0のすべてのパーツは、表から見えない部分も含めモリッツ・グロスマン独自のクォリティへと仕上げられています。それにより、世界中の時計愛好家から選ばれるタイムピースが生まれるのです。



繊細な木の葉型のローズゴールド針を合わせたトゥールビヨン
 世界限定8本のベヌー・トゥールビヨンにも18Kローズゴールド製の針が採用されています。繊細な菱形の針の先端はとても細く、モリッツ・グロスマンの仕上げの精巧さを表しています。針の美しさがシルバー無垢製のブラックダイヤルの上品な質感をより一層引き立てます。

フライング・スリーミニッツトゥールビヨンとブラシを用いたストップセコンド機構
 18世紀以降、トゥールビヨンは時計職人の高い技術を示す機構のひとつとして広く知られています。もとは懐中時計の精度を高めるために開発されたこの機構は、繊細であると同時に非常に複雑であり、ブランド名である時計職人モリッツ・グロスマンが目指した時計製作の理念とも結びついています。グロスマンの一番の関心は常に時計の正確さにありました。彼の名を継いだ新生モリッツ・グロスマンは2013年に手巻き式のベヌー・トゥールビヨンを発表しました。

 キャリバー103.0は、モリッツ・グロスマンのクォリティの高さを象徴する非常に精巧なムーブメントです。新たに開発された多くの機構を搭載しており、いくつかは特許を取得しています。最も目を引くのは6時位置のスリーミニッツトゥールビヨンの大型キャリッジです。グラスヒュッテの時計師アルフレッド・ヘルウィッグのトゥールビヨンに倣い、V字型のブリッジを備えた大型ケージが採用されています。モリッツ・グロスマンの理念に従ってトゥールビヨンの精度をより高めるためには、ストップセコンド機構が必須でした。テンワをスムーズに停止させるためには、V字型の支柱を超えてその向こうのテンワまでストッパーが届く必要がありました。モリッツ・グロスマンは柔らかなブラシを用いることで、ムーブメントへ負担をかけず、また正確な時刻調整機構を実現したのです。この優れた大型キャリッジは59個のパーツで構成され、3分間で反時計回りに1回転します。

 大型キャリッジの開口部にあたる、25分~35分の間のミニッツスケールはダイヤル中央に記されており、分針のカウンターウェイトがその時刻を指し示し、明確に時刻を読み取ることが可能です。

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